電動アシスト・ロードバイクについて、あえてポジティブに考えてみる。
- 2016/06/03
こんにちは、tada no Chicken です。
前回と前々回のブログで、機材(メカニカル)ドーピングについて、
プロの人力レースにおいては、否定的な感想を書かせていただいたのですが、
わたしは、電動アシスト自転車を否定しているわけではありません。
時代の流れと言うか、技術の進歩も考慮すると、
このモーターによるアシスト技術自体の普及は止められないのではないかと思っています。
そこで、電動アシスト・ロードバイクをあえてポジティブに受け入れて考えてみようと思いました。
自分は、自転車が好きで、特に自分の力で(人力)で遠くまで行けるところが最高に気に入っているので、
ヤマハが出した電動アシストロードバイクを見たときに、
こんなインチキみたいな乗り物(ロードとして、見た目も、アシストがついていること自体がカッコ悪い)をロードと呼ぶことにすごく抵抗を覚えました。

人力をいかにロス無く推進力に変えて、軽く、空気抵抗を抑え、
人力で最速の乗り物が「ロードレーサー」であると思っていたからです。
でも、みんながみんな速く走れるわけではないし、坂を登れるわけではないことも確かです。
人間の欲望として、もっと速く走りたい、もっと遠くへ行きたいという思いがあることも確かです。
ただ、単純に長い距離を、楽に走りたいのであればオートバイや原付に乗ればいいわけで、
ロードに乗る必要はありません。だいいち、ロードよりももっと速く快適に安全に移動できます。
でもそこには、ひとつの壁がありますね。エンジンが付いているかどうか?免許がいるかどうか?
ようは、そこまでは必要ないよという人たちもいるということです。
自転車は好き。坂は嫌いだけれど、平地やくだりは大好きという人もいます。
坂と向かい風だけサポートしてくれればいいと考える自転車乗りもいるということですね。
その証拠にスポーツ自転車以外の実用自転車はかなり電動アシスト自転車が普及していて、売れているのですから。
でも、日本の電動アシスト自転車は、重いのです。
バッテリーの切れた電動アシスト自転車は只の重い自転車になってしまうのです。
今回、ヤマハが出した軽いという電動アシストロードバイクでも、15kgもあります。
普通のアルミ製の初級ロードが9kgくらいとするとアシストシステムがバッテリー込で6kgということです。
バッテリーが切れたら、やはり只の重い自転車に成り下がってしまいます。
アシストシステムが重すぎるのです!
重いからフレーム強度が必要となり、さらに重くなる!!
そこまで、アシストが必要か?もっと必要最低限のアシストにして、ロードとしての取り得である軽さを取れば、
自転車7kg、アシストシステム2kgで合計9kgの電動アシスト・ロードが出来そうだと思うんですが、、、、、
これなら、バッテリーが切れても戦えるというか坂登れるロードになるんじゃないかと。
おそらく、機材(メカニカル)ドーピングはその辺りかそれ以下で組み上げてるんじゃないかな?
単にトレーニングしたいなら重い自転車に乗ればいい。
速く走りたいなら軽くて速い自転車に乗ればいい。
重さ、パワー(速さ)、航続距離(バッテリーの性能、容量)この3つのバランスが大事なんですよね。
しかし、、、いろいろと矛盾があることに気が付きました。
自転車を単なる移動手段として考えた場合、楽な方がいいですよね。
でも、自転車をスポーツとしてとらえた場合、あまり楽ではスポーツにならないですよね。
でも、マシンにお金をかけて少しでも楽に気持ちよく速く走れるようにカスタムしたりします。
この矛盾が、人それぞれで、そこに気持ち良さ、楽しさがあるかどうかが重要になってきます。
マラソンを走って運動がしたいのに、自転車に乗せられたり、車で運ばれたりしたら意味ないですよね。
ようは、カテゴリー、ルール、レギュレーションだと思います。
そこで何を選び、何を捨てるのか?
人力というルールのもとに自転車をとらえたら、ロードは最強(?)ですし。
電動アシストありというルールのもとに自転車をとらえたら、ロードは最強ではなくなってしまいます。
それはもう別の乗り物ですから。
カテゴリーの違うものを同じ土俵で論じること自体ナンセンスですね。
ヤマハが世界で初めて電動アシスト自転車を開発したときの話に、
電動自転車(電動バイク)と電動アシスト自転車との違いを明確にし、説明することがまず難しかったらしいです。
そのときすでに電動自転車(電動バイク)はありました。
しかし、必要なときに必要なだけ力をアシストするという電動アシスト自転車は世界初のものだったのです。
新しい技術や新しいものが出てきたときに、ルールというかレギュレーション、カテゴリーをしっかり決めないと勝負にならないことが多々あります。
車のF1の世界なんかは、ものすごい細かいレギュレーションがあると思いますし、マシンの車検も徹底しています。
例えば同じ車でもフォーミュラーとGTではルールも違えば、レギュレーションも違い、レースのコースのタイム差にはすごい差がありますよね。
つまり何が言いたいかというと、
新しい乗り物が生まれそうだということです。
「電動アシストスポーツ自転車」
スポーツなのに電動でアシストしてくれる自転車、、、、、、(  ̄~ ̄;)ウーン…
速度的に微妙なすみわけが必要だと思うのですが、こんな感じなのかなあ?
ロードはただでさえ40km/hくらいの速度で巡航できる人たちがいます。
最高速に至っては60km/h~70km/hぐらい出ます。
これは、もうとっくに原付の法定速度(30km/h)を越えています。
これに、アシストは必要なのか?
坂がアシストされればもう原付以上の乗り物です。
もう、免許がいるレベルの速度ですよね。
でも、そういう乗り物があってもいいと思います。(あえて良しと)
ハイブリットスポーツ自転車(とか?)
ただ、法改正と免許はいるようにしてほしいですね。
そうすれば、色んな運動レベルの人が一緒にツーリングを300kmとか400kmできるようになると思います。
バッテリーの容量や、モーターの出力によってアシスト時間は本人の意思でコントロールして、乗れば、
人力+電気のハイブリットでツーリングの範囲は2倍から3倍にもなるでしょうし。
ただ、人力だけでそのくらいのことをやれていた人たちにとっては
色んな意味で、おもしろくない乗り物かもしれません。…(−_−;)
こんな商品もあるみたいですよ。
「どんな自転車も電動自転車に早変わり!たった2kgの高性能モーターが凄い!」
これなら、ヤマハの物よりもずっとスマートで、安くて、好きな自転車に取り付けられる!
すごいですね。
モーターとバッテリーの高出力と小型化で可能になったこの商品ですね。
ただ、アシスト自転車というよりも電動自転車という類になってしまいますね。
(日本ではモペットか原付でしか許可が下りなさそうですね。)
電動アシストシステムが電動自転車システムより重い限り、
電動アシスト自転車自体が、ガラパゴス化してしまいそうと思うのはわたしだけではないと思っているのですが。
どうでしょうねえ?
あえて、ポジティブにとらえてみましたが、皆さんはどう思われたでしょうか?
あくまでレース以外での話ですが。f(^_^;)
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生きる勇気になります。(笑)

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前回と前々回のブログで、機材(メカニカル)ドーピングについて、
プロの人力レースにおいては、否定的な感想を書かせていただいたのですが、
わたしは、電動アシスト自転車を否定しているわけではありません。
時代の流れと言うか、技術の進歩も考慮すると、
このモーターによるアシスト技術自体の普及は止められないのではないかと思っています。
そこで、電動アシスト・ロードバイクをあえてポジティブに受け入れて考えてみようと思いました。
自分は、自転車が好きで、特に自分の力で(人力)で遠くまで行けるところが最高に気に入っているので、
ヤマハが出した電動アシストロードバイクを見たときに、
こんなインチキみたいな乗り物(ロードとして、見た目も、アシストがついていること自体がカッコ悪い)をロードと呼ぶことにすごく抵抗を覚えました。

人力をいかにロス無く推進力に変えて、軽く、空気抵抗を抑え、
人力で最速の乗り物が「ロードレーサー」であると思っていたからです。
でも、みんながみんな速く走れるわけではないし、坂を登れるわけではないことも確かです。
人間の欲望として、もっと速く走りたい、もっと遠くへ行きたいという思いがあることも確かです。
ただ、単純に長い距離を、楽に走りたいのであればオートバイや原付に乗ればいいわけで、
ロードに乗る必要はありません。だいいち、ロードよりももっと速く快適に安全に移動できます。
でもそこには、ひとつの壁がありますね。エンジンが付いているかどうか?免許がいるかどうか?
ようは、そこまでは必要ないよという人たちもいるということです。
自転車は好き。坂は嫌いだけれど、平地やくだりは大好きという人もいます。
坂と向かい風だけサポートしてくれればいいと考える自転車乗りもいるということですね。
その証拠にスポーツ自転車以外の実用自転車はかなり電動アシスト自転車が普及していて、売れているのですから。
でも、日本の電動アシスト自転車は、重いのです。
バッテリーの切れた電動アシスト自転車は只の重い自転車になってしまうのです。
今回、ヤマハが出した軽いという電動アシストロードバイクでも、15kgもあります。
普通のアルミ製の初級ロードが9kgくらいとするとアシストシステムがバッテリー込で6kgということです。
バッテリーが切れたら、やはり只の重い自転車に成り下がってしまいます。
アシストシステムが重すぎるのです!
重いからフレーム強度が必要となり、さらに重くなる!!
そこまで、アシストが必要か?もっと必要最低限のアシストにして、ロードとしての取り得である軽さを取れば、
自転車7kg、アシストシステム2kgで合計9kgの電動アシスト・ロードが出来そうだと思うんですが、、、、、
これなら、バッテリーが切れても戦えるというか坂登れるロードになるんじゃないかと。
おそらく、機材(メカニカル)ドーピングはその辺りかそれ以下で組み上げてるんじゃないかな?
単にトレーニングしたいなら重い自転車に乗ればいい。
速く走りたいなら軽くて速い自転車に乗ればいい。
重さ、パワー(速さ)、航続距離(バッテリーの性能、容量)この3つのバランスが大事なんですよね。
しかし、、、いろいろと矛盾があることに気が付きました。
自転車を単なる移動手段として考えた場合、楽な方がいいですよね。
でも、自転車をスポーツとしてとらえた場合、あまり楽ではスポーツにならないですよね。
でも、マシンにお金をかけて少しでも楽に気持ちよく速く走れるようにカスタムしたりします。
この矛盾が、人それぞれで、そこに気持ち良さ、楽しさがあるかどうかが重要になってきます。
マラソンを走って運動がしたいのに、自転車に乗せられたり、車で運ばれたりしたら意味ないですよね。
ようは、カテゴリー、ルール、レギュレーションだと思います。
そこで何を選び、何を捨てるのか?
人力というルールのもとに自転車をとらえたら、ロードは最強(?)ですし。
電動アシストありというルールのもとに自転車をとらえたら、ロードは最強ではなくなってしまいます。
それはもう別の乗り物ですから。
カテゴリーの違うものを同じ土俵で論じること自体ナンセンスですね。
ヤマハが世界で初めて電動アシスト自転車を開発したときの話に、
電動自転車(電動バイク)と電動アシスト自転車との違いを明確にし、説明することがまず難しかったらしいです。
そのときすでに電動自転車(電動バイク)はありました。
しかし、必要なときに必要なだけ力をアシストするという電動アシスト自転車は世界初のものだったのです。
新しい技術や新しいものが出てきたときに、ルールというかレギュレーション、カテゴリーをしっかり決めないと勝負にならないことが多々あります。
車のF1の世界なんかは、ものすごい細かいレギュレーションがあると思いますし、マシンの車検も徹底しています。
例えば同じ車でもフォーミュラーとGTではルールも違えば、レギュレーションも違い、レースのコースのタイム差にはすごい差がありますよね。
つまり何が言いたいかというと、
新しい乗り物が生まれそうだということです。
「電動アシストスポーツ自転車」
スポーツなのに電動でアシストしてくれる自転車、、、、、、(  ̄~ ̄;)ウーン…
速度的に微妙なすみわけが必要だと思うのですが、こんな感じなのかなあ?
ロードはただでさえ40km/hくらいの速度で巡航できる人たちがいます。
最高速に至っては60km/h~70km/hぐらい出ます。
これは、もうとっくに原付の法定速度(30km/h)を越えています。
これに、アシストは必要なのか?
坂がアシストされればもう原付以上の乗り物です。
もう、免許がいるレベルの速度ですよね。
でも、そういう乗り物があってもいいと思います。(あえて良しと)
ハイブリットスポーツ自転車(とか?)
ただ、法改正と免許はいるようにしてほしいですね。
そうすれば、色んな運動レベルの人が一緒にツーリングを300kmとか400kmできるようになると思います。
バッテリーの容量や、モーターの出力によってアシスト時間は本人の意思でコントロールして、乗れば、
人力+電気のハイブリットでツーリングの範囲は2倍から3倍にもなるでしょうし。
ただ、人力だけでそのくらいのことをやれていた人たちにとっては
色んな意味で、おもしろくない乗り物かもしれません。…(−_−;)
こんな商品もあるみたいですよ。
「どんな自転車も電動自転車に早変わり!たった2kgの高性能モーターが凄い!」
これなら、ヤマハの物よりもずっとスマートで、安くて、好きな自転車に取り付けられる!
すごいですね。
モーターとバッテリーの高出力と小型化で可能になったこの商品ですね。
ただ、アシスト自転車というよりも電動自転車という類になってしまいますね。
(日本ではモペットか原付でしか許可が下りなさそうですね。)
電動アシストシステムが電動自転車システムより重い限り、
電動アシスト自転車自体が、ガラパゴス化してしまいそうと思うのはわたしだけではないと思っているのですが。
どうでしょうねえ?
あえて、ポジティブにとらえてみましたが、皆さんはどう思われたでしょうか?
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