わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、その1 注)ちょっとゆううつな話
- 2016/02/16
今更かもしれませんが、
「わたしがロード(自転車)を始めた理由」を聞いてやってください。m(_ _)m
※注意:ちょっと長くゆううつな話になります。
今から8年ほど前の話です。
その頃の私は疲れ切っていました。
仕事にも、私生活にも、そう人生すべてに疲れ切っていたのです。
うつ病と診断されました。
「、、、、そうですか、、、、」次の言葉が出ませんでした。
そして、闘病生活というか無期限の療養生活が始まったのです。
何もする気が起きない、眠れない日々、体内時計はクチャクチャになっていました。
それを薬を使って無理やり眠る。
そうすると今度は一度眠ると起きられない日々が続く、
太陽の光が嫌になり、カーテンには暗幕をかけて 一日中、眠るか、起きていました。
目の前をただ流れるネットサーフィンとDVD、夜コンビニへの買い出しが唯一の仕事でした。
そして、気が付いたときには外の世界は、何か月か経っていました。
ある日、することが何もなくなって外へ出てみました。
まぶしいっ、、、
何処へ行こうか、、、、、
別に行きたいところもありませんでした。
それで、自転車でぶらりと散歩に出たのです。
なぜ自転車で?
たぶん、ちょうどいいと感じたからでしょう。(歩きは疲れるし、車は速すぎるし、バイクは車検切れ、、、、)
自転車(MTB)に空気を入れ、ほこりを払い、ふらりと漕ぎ出しました。
時間の制約も目的も何もなく、、、、ただ、ふらり、ふらりと漕ぎました。
すると、たいして疲れることもなく、びっくりするくらい遠くまで来てしまっていることに気が付きました。
あたりは暗くなってきていました。やばい、もう帰らないと、、、、、
今度は、しっかり漕ぎました。するとすぐに息が上がり、汗が噴き出てきました。なんじゃこれ、、、、、苦しい。
しかし、漕ぎ続けました。苦しい、、、、、でも悪くない、、、、自分を痛めつけることがなぜか今の自分に必要な感じがして、足が止められない。そして、こめかみが、キナ臭くなるほど、がむしゃらに漕いだら、、、、家に着いていました。
この日から、ちょっと出かけるときは自転車で出かけるようになりました。
しかし、相変わらず、することはないので、遠くのパチンコ屋へ行くようになりました。
パチンコして、閉店になったら帰ってきて、、、、、薬で眠る。
目が覚めたら、自転車でパチンコへ、、、、閉店になったら帰ってきて、、、、、薬で眠る。
そのうち、眠れずに徹夜したときは朝一番からパチンコへ行って、、、、帰って薬で眠る。
そして、朝一番でパチンコ屋へ、、、、負けたくないので朝からいい台に座れるように、、、、
仕事のようにパチンコへ通うようになりました。
しかも朝7時から並ぶようになりました。遅いと閉店まで何も食わずに打ちました、、、、、
気が付いた時にはパチプロと変わらなくなっていました。
おれ、、、なにやってんだか、、、、なにやってんだか、、、、なにやってんだか、、、、
そして、、、、ある夜、ネットで見かけた記事に「ツール・ド・フランス」のことが載っていました。
「ああ、世界最大の自転車レース、、、地上で一番過酷といわれるスポーツ」どこかで聞いた知識が出てきました。
そして、検索してみました。
”毎年7月に23日間の日程で行われるステージレースで距離にして3300km前後[1]、高低差2000m以上という起伏に富んだコースを走り抜く。、、、、、、”
ふ~んすごいな、、、たしか漫画「シャカリキ」の主人公が最後に憧れて目指した大会じゃなかったかな。
えっ、、、7連覇!?この大会の優勝者は7連覇してるのか!?何者?人間か?
ランス・アームストロング
前人未到の7連覇、しかも癌から奇跡の生還してから?
はあ? こんな人間いるんだ!?ビックリだな。
その時の記事の衝撃が、漫画喫茶で再び「シャカリキ」を手に取らせました。
やっぱり熱いわ、、、、、十何年かぶりに読んだ「シャカリキ」は熱かった。
そして、その流れで「オーバードライブ」も手に取ってしまいました。

漫画喫茶からの帰り道、いつもよりペダルに力が入りました。
「ロードレーサーか!」
いてもたってもいられなくなるというのはこういうことだと知りました。
本屋へ走り、自転車のコーナーへ、
そして数ある本の中から「ロードバイク・バイブル」という本を買っていました。
そして、次の日には自転車屋さんへ向かっていました。
それからの話は1月15日のブログ「今の自転車と出会ったお話と自転車沼にハマったお話」で書いた通りです。
わたしは、ロードレーサーを手に入れてしまいました。
何か変わるんじゃないか、、、、、いや変えるんだ、、、、
そんな言葉と期待感がぐるぐる回っていたと記憶しています。
そして、初めてロードレーサーに乗って漕ぎ出しました。
なんだこれ、、、、、軽い、、、、
でも、地面の振動すべて拾うかのようにクッションゼロ、まるでタイヤが木の板みたい、、、、
でも、明らかにMTBより速い!
ハンドルもすごくクイックで下を見てるとふらふらする。
遠くを見てないとまっすぐ走らない感じ、、、、今までの自転車とは明らかに違う乗り物!
そして、これは、いったい、何キロ出るのか?60km/hか?70km/nか?、、、、、
シフトアップして、、、シフトアップして、、、、、
お、重い、、、、、45km/h、、、、重くて足が負けてしまいました。
重くて回せない、、、
おいおい、、なんだこれ、、、、もっと速く走れるんじゃないのかよ、、、、、うそだろ
そして、もう一度、、、またシフトアップして、、、、シフトアップして、、、、、今度はトップまで、、、、、、
52km/h、、、、、あああああ、、、、
だめだ、、、、、こめかみがキナ臭くなって、足が鉛みたいになって、心臓は飛び出そう、、、、、
げえええ、、、、吐きそう、、、、、もうだめだ、、だめだ、
なんだこれ、、、というか、、、おれの体が全然ダメじゃねえか!
もっと楽に速く走れるものだと思っていた期待は簡単に打ち砕かれました。
とても40km/hで巡航とか無理!せいぜい30km/h、瞬間では50km/h出たけど、100m走の後みたいに、すぐに全然走れなくなってしまう、、、、
なんだよ、なんだよ、、、、
ロードレーサーって、
やっぱり体かよ。
あたりまえですよね。いくら最近MTBに乗っていたからといって、引きこもっていたオッサンがいくらロードに乗ったからって
速く走れるわけがない!
とにかく自分のダメダメさをロードがガンガン突きつけてきました。
鈍った体はそこら中から悲鳴を上げて、苦しみが自分を攻撃してきます。
ああ、気持ち悪い、、、、、ぅぅ
帰ってきてふらふらになってしまいました。
しかも1時間も乗ってなくてです。
描いていたイメージとあまりの違いにガツンとやられて、気持ち悪くて、情けなくて、涙がでてきました。
なんだよこれ、、、、
これが、初めてロードに乗った時の体験でした。
頭の中では、シャカリキやオーバードライブの主人公になっていたのですから、
ギャップはすごいものでした。
バカですよねえ。(笑)
なんでこんなこと始めちゃった?大金まではたいて、、、バカだろ?
ある意味最悪の出会いでした。
ロードとの出会いを簡単にまとめると、
「オッサンがマンガ読んで調子こいて買っちゃった。」です。(笑)
その後、気分はどん底で、少しの間自転車に乗れませんでした。
ああ、死ぬほど、はずかしい。
でも、この後わたしは、自転車に何度も救われることになるのです。
友人達とツーリングしたり、自転車のレースに出たり、、、、、、、、楽しいことがいっぱい降りてきました。
そして、今のように、自転車のブログを書き、小遣いのほとんどは自転車が食うという状況になっていってしまうのです。(笑)
その2へ、つづく
わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、、その2 注)ちょっとネガティブ
http://tada44xr400.jp/blog-entry-78.html
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※注意:ちょっと長くゆううつな話になります。
今から8年ほど前の話です。
その頃の私は疲れ切っていました。
仕事にも、私生活にも、そう人生すべてに疲れ切っていたのです。
うつ病と診断されました。
「、、、、そうですか、、、、」次の言葉が出ませんでした。
そして、闘病生活というか無期限の療養生活が始まったのです。
何もする気が起きない、眠れない日々、体内時計はクチャクチャになっていました。
それを薬を使って無理やり眠る。
そうすると今度は一度眠ると起きられない日々が続く、
太陽の光が嫌になり、カーテンには暗幕をかけて 一日中、眠るか、起きていました。
目の前をただ流れるネットサーフィンとDVD、夜コンビニへの買い出しが唯一の仕事でした。
そして、気が付いたときには外の世界は、何か月か経っていました。
ある日、することが何もなくなって外へ出てみました。
まぶしいっ、、、
何処へ行こうか、、、、、
別に行きたいところもありませんでした。
それで、自転車でぶらりと散歩に出たのです。
なぜ自転車で?
たぶん、ちょうどいいと感じたからでしょう。(歩きは疲れるし、車は速すぎるし、バイクは車検切れ、、、、)
自転車(MTB)に空気を入れ、ほこりを払い、ふらりと漕ぎ出しました。
時間の制約も目的も何もなく、、、、ただ、ふらり、ふらりと漕ぎました。
すると、たいして疲れることもなく、びっくりするくらい遠くまで来てしまっていることに気が付きました。
あたりは暗くなってきていました。やばい、もう帰らないと、、、、、
今度は、しっかり漕ぎました。するとすぐに息が上がり、汗が噴き出てきました。なんじゃこれ、、、、、苦しい。
しかし、漕ぎ続けました。苦しい、、、、、でも悪くない、、、、自分を痛めつけることがなぜか今の自分に必要な感じがして、足が止められない。そして、こめかみが、キナ臭くなるほど、がむしゃらに漕いだら、、、、家に着いていました。
この日から、ちょっと出かけるときは自転車で出かけるようになりました。
しかし、相変わらず、することはないので、遠くのパチンコ屋へ行くようになりました。
パチンコして、閉店になったら帰ってきて、、、、、薬で眠る。
目が覚めたら、自転車でパチンコへ、、、、閉店になったら帰ってきて、、、、、薬で眠る。
そのうち、眠れずに徹夜したときは朝一番からパチンコへ行って、、、、帰って薬で眠る。
そして、朝一番でパチンコ屋へ、、、、負けたくないので朝からいい台に座れるように、、、、
仕事のようにパチンコへ通うようになりました。
しかも朝7時から並ぶようになりました。遅いと閉店まで何も食わずに打ちました、、、、、
気が付いた時にはパチプロと変わらなくなっていました。
おれ、、、なにやってんだか、、、、なにやってんだか、、、、なにやってんだか、、、、
そして、、、、ある夜、ネットで見かけた記事に「ツール・ド・フランス」のことが載っていました。
「ああ、世界最大の自転車レース、、、地上で一番過酷といわれるスポーツ」どこかで聞いた知識が出てきました。
そして、検索してみました。
”毎年7月に23日間の日程で行われるステージレースで距離にして3300km前後[1]、高低差2000m以上という起伏に富んだコースを走り抜く。、、、、、、”
ふ~んすごいな、、、たしか漫画「シャカリキ」の主人公が最後に憧れて目指した大会じゃなかったかな。
えっ、、、7連覇!?この大会の優勝者は7連覇してるのか!?何者?人間か?
ランス・アームストロング
前人未到の7連覇、しかも癌から奇跡の生還してから?
はあ? こんな人間いるんだ!?ビックリだな。
その時の記事の衝撃が、漫画喫茶で再び「シャカリキ」を手に取らせました。
やっぱり熱いわ、、、、、十何年かぶりに読んだ「シャカリキ」は熱かった。
そして、その流れで「オーバードライブ」も手に取ってしまいました。

漫画喫茶からの帰り道、いつもよりペダルに力が入りました。
「ロードレーサーか!」
いてもたってもいられなくなるというのはこういうことだと知りました。
本屋へ走り、自転車のコーナーへ、
そして数ある本の中から「ロードバイク・バイブル」という本を買っていました。
そして、次の日には自転車屋さんへ向かっていました。
それからの話は1月15日のブログ「今の自転車と出会ったお話と自転車沼にハマったお話」で書いた通りです。
わたしは、ロードレーサーを手に入れてしまいました。
何か変わるんじゃないか、、、、、いや変えるんだ、、、、
そんな言葉と期待感がぐるぐる回っていたと記憶しています。
そして、初めてロードレーサーに乗って漕ぎ出しました。
なんだこれ、、、、、軽い、、、、
でも、地面の振動すべて拾うかのようにクッションゼロ、まるでタイヤが木の板みたい、、、、
でも、明らかにMTBより速い!
ハンドルもすごくクイックで下を見てるとふらふらする。
遠くを見てないとまっすぐ走らない感じ、、、、今までの自転車とは明らかに違う乗り物!
そして、これは、いったい、何キロ出るのか?60km/hか?70km/nか?、、、、、
シフトアップして、、、シフトアップして、、、、、
お、重い、、、、、45km/h、、、、重くて足が負けてしまいました。
重くて回せない、、、
おいおい、、なんだこれ、、、、もっと速く走れるんじゃないのかよ、、、、、うそだろ
そして、もう一度、、、またシフトアップして、、、、シフトアップして、、、、、今度はトップまで、、、、、、
52km/h、、、、、あああああ、、、、
だめだ、、、、、こめかみがキナ臭くなって、足が鉛みたいになって、心臓は飛び出そう、、、、、
げえええ、、、、吐きそう、、、、、もうだめだ、、だめだ、
なんだこれ、、、というか、、、おれの体が全然ダメじゃねえか!
もっと楽に速く走れるものだと思っていた期待は簡単に打ち砕かれました。
とても40km/hで巡航とか無理!せいぜい30km/h、瞬間では50km/h出たけど、100m走の後みたいに、すぐに全然走れなくなってしまう、、、、
なんだよ、なんだよ、、、、
ロードレーサーって、
やっぱり体かよ。
あたりまえですよね。いくら最近MTBに乗っていたからといって、引きこもっていたオッサンがいくらロードに乗ったからって
速く走れるわけがない!
とにかく自分のダメダメさをロードがガンガン突きつけてきました。
鈍った体はそこら中から悲鳴を上げて、苦しみが自分を攻撃してきます。
ああ、気持ち悪い、、、、、ぅぅ
帰ってきてふらふらになってしまいました。
しかも1時間も乗ってなくてです。
描いていたイメージとあまりの違いにガツンとやられて、気持ち悪くて、情けなくて、涙がでてきました。
なんだよこれ、、、、
これが、初めてロードに乗った時の体験でした。
頭の中では、シャカリキやオーバードライブの主人公になっていたのですから、
ギャップはすごいものでした。
バカですよねえ。(笑)
なんでこんなこと始めちゃった?大金まではたいて、、、バカだろ?
ある意味最悪の出会いでした。
ロードとの出会いを簡単にまとめると、
「オッサンがマンガ読んで調子こいて買っちゃった。」です。(笑)
その後、気分はどん底で、少しの間自転車に乗れませんでした。
ああ、死ぬほど、はずかしい。
でも、この後わたしは、自転車に何度も救われることになるのです。
友人達とツーリングしたり、自転車のレースに出たり、、、、、、、、楽しいことがいっぱい降りてきました。
そして、今のように、自転車のブログを書き、小遣いのほとんどは自転車が食うという状況になっていってしまうのです。(笑)
その2へ、つづく
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