わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、、その2 注)ちょっとネガティブ
- 2016/02/23
わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、、その2 です。
自転車は前にしか進まない、前を向いて、自分だけの力で、、、、
どこかで聞いたような、漫画のセリフかなにかのきざな言葉、、、、、、、でも、響きました。
自分が、本格的に自転車にハマっていくのは、ロード(自転車)に出会って、
自分のダメダメさを突きつけられたその少し後になります。
※参照:2月16日のブログ ”わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、、注)ちょっとゆううつな話”
わたしは、やっと手に入れたロード(自転車)に初めて乗って、その後、ショックで少しの間乗れませんでした。
現実を叩きつけられたショックが大きかったからです。
すべてにおいて、それこそ生きる自信まで失っていた当時の自分にはかなり効きました。
おまえはただのオッサンだ、、、、すべてがもう錆びついてる、、、、、情けないダメなオヤジだ、、、、、
その通りでした。
「ひょっとして何か変わるんじゃないか、、、、、いや変えるんだ、、、、」
そんな、期待感に胸を膨らませていた自分の浅はかさに呆れ、
今の自分の状態が、たまらなくみじめに感じたからです。
まともに走ることもできないじゃないか、体も心もガタガタだ、、、、、、、、、、、、
もともと、自分はバイク(オートバイ)乗りでした。アクセルを開けば風になれる。
そして、すべてのわずらわしい日常が後ろへ飛んでいく。
行けるとこまで行って、テントを張って眠ったらまた行けるとこまで走る。
そんなバイクの旅がたまらなく好きで、オーストラリア一周の旅へ半年出かけ、砂漠をいくつも越えて地平線の果てまで走りました。

あの時の夢と希望と自信に満ち溢れた自分とのギャップ、、、、、今の俺はどうだ?、、、、、体も心も錆び付いてしまってる。
「あの頃は、、、よかったなあ」と昔話しかできないオヤジになってしまったのか?、、、、、
バイクの車検は切れ、ピカピカだった自慢のバイクにはうっすら錆が浮いてきていました。
今の自分そのものでした。
バイクの前に立って、何とも言えない無力感と情けなさに唇をかみました。
その時、隣においてあったロード(自転車)が目に引っかかりました。
「こいつもバイクと一緒で前にしか進まないんだよな。しかも自分の力でしか進まない、、、、、」
少し前の、こめかみがキナ臭くなる感じと吐き気がよみがえってきました。
リアルは容赦ないです。
今の自分の本当の姿をを突きつけてきて、、、、、いやというほど情けない男だと知らされます。
リアルと向き合うことが、怖かったんです。
でも、もういやだ、、、、、、変わろう、、、、、、
そして、もう一度、気合を入れて、
ロードレーサーに乗り、漕ぎだしました。
すると、すぐにまた、体は悲鳴を上げて、息が上がって、、、吐き気がしてきました。
どんだけ体力ないんだ!、、、しかし、今度はペダルを回すことをやめませんでした。
とにかく、遠くへ、、、ペダルを回し続けました。
苦しい、、、でも今の自分には必要な痛みだと、、、、、そのうち確信しました。
痛めつけることでなにか浄化されるような気がしたのです。
自分の力でしか進まない自転車
わかりやすい、、、、、そういうのがいい、、、、、、今の自分には、、、わかりやすいのが合ってる
そして、しばらくして速度をグッと落としてみました。
無理せず回せるインナーギヤに落として、、、、
そして、顔をあげてずっと前を見ました。すると、、、、、色んな音や匂い、景色が体に入ってきました。
風の音がします、、、、、、
自分の呼吸音と心臓の音が聞こえてきます、、、、、、
そしてこいつは当たり前なのですが、
バイクと違ってエンジン音がしない。
ちょっと感動しました。この速度で風の音しかしない!
気持ちいい、、、、
ロードは速く走らなければならないと思ってました。
速くなくてはだめなんだと、、、、、、、
漫画やレースじゃないんだから、、、、、、
修行のための道具でもないんだから、、、、、、
当たり前のことに気が付いたら、、、、、なんか、いろいろ、どうでもよくなってました。
ただ、風を切る感じが心地いい、、、、、、楽しい、、、、
バイクで走るのとはまた違った気持ちよさ、、、、
ロードはなんというかすごく軽くて不思議な一体感がありました。
そして、自分自身が速く走れるように変身したかのような感覚を覚えました。
速すぎない、、、、遅すぎない、、、、、今の自分にしか出せない速度。自分の力でしか見えない景色、、、、、、
気が付いたら以前にMTBで走ったよりもずっとずっと遠くへ来ていました。
自転車は前にしか進まない、前を向いて、自分だけの力で、そして意志で、、、
どこかで聞いたような、漫画のセリフかなにかのきざな言葉が浮かびました、、、、、、、
でも、、、この日からロード(自転車)が本当に好きになりました。
自分の力だけで走る。自分エンジン?
前へ進む意志がないと進まない乗り物。
やばい。ナルシストには、やばすぎる乗り物じゃないか!?
哲学してしまってるし。ちょっと痛いM男になってる?
でも、今の自分には、このくらいやばい乗り物でなくてはダメな気がしました。
自己満足、、、、、これが薬なのです。
ひとりよがり、、、これが自信につながればいいのです。
体の苦しみ、、、、これが本当の自分だと教えてくれるのです。
ロードはわたしにとって自己満ナルシスト製造マシンになりました(笑)

それ、いいじゃないですか。
ちょっとオーバーですけど、、、、、過去ではなく、今を生きる勇気を与えてくれた乗り物になりました。
ただ、感謝です。
そして、その自転車仲間たちに感謝です。
こうしてわたしは、ロード(自転車)を始めていったのでした。
そして、数年が過ぎ、今また醜く太ってしまった懲りないメタボオヤジは、
この時の気持ちをまた思い出してはペダルを回しているのです。
あまり成長しないなあ、、、、、
おわり
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ついでにポチっとしていただけると順位があがりうれしいです。
生きる勇気になります。(笑)

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どこかで聞いたような、漫画のセリフかなにかのきざな言葉、、、、、、、でも、響きました。
自分が、本格的に自転車にハマっていくのは、ロード(自転車)に出会って、
自分のダメダメさを突きつけられたその少し後になります。
※参照:2月16日のブログ ”わたしがロード(自転車)を始めた理由、、、、注)ちょっとゆううつな話”
わたしは、やっと手に入れたロード(自転車)に初めて乗って、その後、ショックで少しの間乗れませんでした。
現実を叩きつけられたショックが大きかったからです。
すべてにおいて、それこそ生きる自信まで失っていた当時の自分にはかなり効きました。
おまえはただのオッサンだ、、、、すべてがもう錆びついてる、、、、、情けないダメなオヤジだ、、、、、
その通りでした。
「ひょっとして何か変わるんじゃないか、、、、、いや変えるんだ、、、、」
そんな、期待感に胸を膨らませていた自分の浅はかさに呆れ、
今の自分の状態が、たまらなくみじめに感じたからです。
まともに走ることもできないじゃないか、体も心もガタガタだ、、、、、、、、、、、、
もともと、自分はバイク(オートバイ)乗りでした。アクセルを開けば風になれる。
そして、すべてのわずらわしい日常が後ろへ飛んでいく。
行けるとこまで行って、テントを張って眠ったらまた行けるとこまで走る。
そんなバイクの旅がたまらなく好きで、オーストラリア一周の旅へ半年出かけ、砂漠をいくつも越えて地平線の果てまで走りました。

あの時の夢と希望と自信に満ち溢れた自分とのギャップ、、、、、今の俺はどうだ?、、、、、体も心も錆び付いてしまってる。
「あの頃は、、、よかったなあ」と昔話しかできないオヤジになってしまったのか?、、、、、
バイクの車検は切れ、ピカピカだった自慢のバイクにはうっすら錆が浮いてきていました。
今の自分そのものでした。
バイクの前に立って、何とも言えない無力感と情けなさに唇をかみました。
その時、隣においてあったロード(自転車)が目に引っかかりました。
「こいつもバイクと一緒で前にしか進まないんだよな。しかも自分の力でしか進まない、、、、、」
少し前の、こめかみがキナ臭くなる感じと吐き気がよみがえってきました。
リアルは容赦ないです。
今の自分の本当の姿をを突きつけてきて、、、、、いやというほど情けない男だと知らされます。
リアルと向き合うことが、怖かったんです。
でも、もういやだ、、、、、、変わろう、、、、、、
そして、もう一度、気合を入れて、
ロードレーサーに乗り、漕ぎだしました。
すると、すぐにまた、体は悲鳴を上げて、息が上がって、、、吐き気がしてきました。
どんだけ体力ないんだ!、、、しかし、今度はペダルを回すことをやめませんでした。
とにかく、遠くへ、、、ペダルを回し続けました。
苦しい、、、でも今の自分には必要な痛みだと、、、、、そのうち確信しました。
痛めつけることでなにか浄化されるような気がしたのです。
自分の力でしか進まない自転車
わかりやすい、、、、、そういうのがいい、、、、、、今の自分には、、、わかりやすいのが合ってる
そして、しばらくして速度をグッと落としてみました。
無理せず回せるインナーギヤに落として、、、、
そして、顔をあげてずっと前を見ました。すると、、、、、色んな音や匂い、景色が体に入ってきました。
風の音がします、、、、、、
自分の呼吸音と心臓の音が聞こえてきます、、、、、、
そしてこいつは当たり前なのですが、
バイクと違ってエンジン音がしない。
ちょっと感動しました。この速度で風の音しかしない!
気持ちいい、、、、
ロードは速く走らなければならないと思ってました。
速くなくてはだめなんだと、、、、、、、
漫画やレースじゃないんだから、、、、、、
修行のための道具でもないんだから、、、、、、
当たり前のことに気が付いたら、、、、、なんか、いろいろ、どうでもよくなってました。
ただ、風を切る感じが心地いい、、、、、、楽しい、、、、
バイクで走るのとはまた違った気持ちよさ、、、、
ロードはなんというかすごく軽くて不思議な一体感がありました。
そして、自分自身が速く走れるように変身したかのような感覚を覚えました。
速すぎない、、、、遅すぎない、、、、、今の自分にしか出せない速度。自分の力でしか見えない景色、、、、、、
気が付いたら以前にMTBで走ったよりもずっとずっと遠くへ来ていました。
自転車は前にしか進まない、前を向いて、自分だけの力で、そして意志で、、、
どこかで聞いたような、漫画のセリフかなにかのきざな言葉が浮かびました、、、、、、、
でも、、、この日からロード(自転車)が本当に好きになりました。
自分の力だけで走る。自分エンジン?
前へ進む意志がないと進まない乗り物。
やばい。ナルシストには、やばすぎる乗り物じゃないか!?
哲学してしまってるし。ちょっと痛いM男になってる?
でも、今の自分には、このくらいやばい乗り物でなくてはダメな気がしました。
自己満足、、、、、これが薬なのです。
ひとりよがり、、、これが自信につながればいいのです。
体の苦しみ、、、、これが本当の自分だと教えてくれるのです。
ロードはわたしにとって自己満ナルシスト製造マシンになりました(笑)

それ、いいじゃないですか。
ちょっとオーバーですけど、、、、、過去ではなく、今を生きる勇気を与えてくれた乗り物になりました。
ただ、感謝です。
そして、その自転車仲間たちに感謝です。
こうしてわたしは、ロード(自転車)を始めていったのでした。
そして、数年が過ぎ、今また醜く太ってしまった懲りないメタボオヤジは、
この時の気持ちをまた思い出してはペダルを回しているのです。
あまり成長しないなあ、、、、、
おわり
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